保護者の声

ネコのトランク 口コミ

私の娘は、現在、特別支援学校の高等部3年生です。小学6年から「ネコのトランク」に通わせて頂いて娘も私もネコのトランクが大好きでしたので、この大事な居場所を卒業するのをとても寂しく感じています。
娘は、自分で自由に出歩いたり、友達を作って遊んだりすることがなかなか出来ないので、もしこのサービスがなければ、学校と家だけの生活だったと思います。そんな中、ネコのトランクは、先生でも親でもないお兄さんやお姉さんたちとのんびり自由に過ごせる、地域にある温かな居場所でした。
ネコのトランクは、行き帰りに公共交通機関を使うのも特徴で、小学校の時は、電車での移動を支援して頂きました。中学生になって、学区が広がり電車通学する事になったときも、この経験が活きて、自信を持って電車で一人通学をすることが出来ました。高校に入ってからは、将来の作業所や会社への通勤を考え、バスも使えるようになりたいと思い、ネコのトランクへの移動に公共のバス利用をお願いいたしました。バスは、行き先を確認して乗ったり、自分で降車ボタンを押したりと、娘にとってはハードルの高い乗り物ですが、毎回担当の方がサポートして下さって、少しずつ慣れていっています。この子たちの将来の自立を考えた時には、公共の交通機関を使えるようにすることは、とても大切なことで、 もう一つ、ネコのトランクの特徴は、習い事のようなプログラムがあるのではなく、自由に時間を過ごす、という事だと思います。その日どうしたいかを自分で決めて、その日の担当のお姉さんとおしゃべりをしたり、雑誌を読んだり、時にはおやつを作ったり、お出掛けしたりして過ごします。この自由に自分の時間を過ごす、と言うのが、実はこの子たちにとってとても難しく、そして必要なことだと思っています。自由な時間を他の人たちとお互いに楽しく過ごせるように考えて行動し、歳の違う仲間やスタッフさんと適切なコミュニケーションをとってお互いに快適に過ごす方法を、楽しみながら自然に学べた気がしてとても感謝しております。
このことは、高等部で職場実習に行かせて頂いたときに改めて気付いたことでもあります。学校の先生に、実は実習では、仕事以上に、正しくコミュニケーションをとったり、休み時間を一人で過ごすことの方が難しかったりするんですよ、と言われ、ああそれは今までずっとネコのトランクでしてきたことだなあ、と気付きました。
こうしてみると、ネコのトランクは学校と社会の間にあって、それを教育と言うよりは、もっと自然な、人と人との繋がりとして温かく包んで下さっていたのだな、と思います。 このような場があっていつも私たちを支えて下さり、社会参加への橋渡しをして下さっていることに心から感謝しております。
ネコのトランク 2019年3月卒業生 S・M 母

ネコのトランク 口コミ

 私の息子は、特別支援学校の高等部3年生です。愛の手帳3度の知的障害を持っています。
 生後すぐに入退院を繰り返し、発達の遅れが明らかになる中で、育児に不安を抱き疲れていた私たち家族に「ネコのトランク」はいつも寄り添ってくれました。  小学校一年生で「ネコのトランク」に通い始めた当初から、今卒業まで楽しく通っていました。
 通所当初は、言葉もほとんど話せず、人見知りが激しい子供でしたが、「ネコのトランク」は1対1の個別対応で息子のペースに合わせていただけました。
 学校とも家族とも違う、安心して過ごせるとても大切な場所です。  また、多くのスタッフさんと公共交通機関を利用した外出や、卒業コンサート、クリスマス会、児童館との交流イベント、ご近所の方々も参加してのソーメン流し等、様々な活動を楽しんできました。
 そうする中で、息子は次第に話せるようになり、社会性を身につけ、明るい青年に成長することが出来ました。
ネコのトランク 2019年3月卒業生 M・S 母

施設の種類

よりみちくらぶ トラのながぐつ よりみちくらぶ ヤギのサンダル よりみちくらぶ 事務所

居場所づくり、家庭支援

よりみちくらぶ いるかのぼうし